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2017年10月クール連続ドラマメモ

テレビドラマウオッチャーとして、個人的な記録を兼ねて2017年10月クールの連続ドラマの総括をしておきたいと思います。

前クールはこちら

ysykysyk.hatenablog.com

 

全話鑑賞(予定含む)
陸王』『明日の約束』『監獄のお姫さま』『奥様は、取り扱い注意』『ドクターX』『刑事ゆがみ』『コウノドリ』『先に生まれただけの僕』『フリンジマン』

途中リタイア
民衆の敵』『オトナ高校』

1話リタイア(カス)
『今からあなたを脅迫します』『重要参考人探偵』『新宿セブン』



■最優秀作品

陸王
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連ドラでは珍しく1年前から製作発表され、ずっと楽しみにしてました。想定以上にアツく、期待にしっかり応える圧巻のクオリティだったと思います。『半沢直樹』以降の一連の作品と知りながらも、物作りと駅伝のドラマ性に毎回のように泣かされるとは思いもしませんでした。役所広司をはじめとしたキャスティング、大掛かりな駅伝大会のロケはまさにTBSドラマの製作力。


■その他の作品について
コウノドリ(第2シリーズ)』
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妊娠・出産に留まらず、マタハラや子を産まない人生など社会問題にもリンクしたシナリオと丁寧な演出が秀逸。第1シリーズと比較するなら、サクラ(綾野剛)のパーソナルなエピソードがなくなり、各主要キャラにスポットが当たるようになりました。主要キャストがこの2年で全員主演クラスになったことを考えてもより新しい見応えを作っていたと思います。


監獄のお姫さま
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過去パートに比べて現在パートがさほど進まないため、プロローグがずっと続いている感じがあり、作品の流れを掴むまでに少し時間がかかりました。どちらかというと映画向きのシナリオではないかと思います。終盤で一気に盛り返したものの、そこまでは面白ポイントが演出や小ネタに傾いていたのはやや悔やまれますね。 


『先に生まれただけの僕』
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偏差値も決して高くない普通高校をどう経営改善していくのか、教師の意識改革から生徒の意識改革へと繋がっていく過程は見応えがありました。それ故に万引きだのいじめだの普通の学園ドラマみたいなエピソードがちょいちょい入ってたうえ、校長を続けるか彼女との結婚を取るかみたいな最後の展開は正直望んでませんでした。

 

『明日の約束』
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生徒が突然の自殺、得体の知れないその母親(仲間由紀恵)、面白くなる要素はしっかりありました。学生の自殺にまつわるミステリーにしたいのか、そう見せて「毒親とその子供の苦悩」を描くヒューマンドラマにしたいのか、いろんな要素がある割にはあまり噛み合ってなかったように思いました。
井上真央に同世代の長澤まさみ新垣結衣らと異なる魅力を再確認した視聴者は多いはず。今後の作品に期待したい。

 

『奥様は、取り扱い注意』
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ご近所トラブルに主婦が挑む見慣れた設定が「元特殊工作員」だけで一変。武力で解決する爽快さも踏まえ、金城一紀がライトな日テレ水10にカスタム。しかし伏線を引っ張りすぎで私は6話くらいにはやや飽きがきてました。多くの視聴者が旦那(西島秀俊)と戦う展開を予想していただろうし、であれば最終回前に正体と最後の展開がわかるくらいにすべきだったかと。


『刑事ゆがみ』
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一見ありがちなバディ物の刑事ドラマかと思いきや、善悪の定義を問いかけるトリッキーなエピソードが連発。まさに「ゆがみ」だらけの仕掛けにコアなドラマファンの心を掴みました。西谷弘(『白い巨塔』『ガリレオ』)はシリアスな作品のほうが向いてると思うのでもっと重い空気感の作品にしてほしかったです。


■なぜ作ったこの1本
民衆の敵〜世の中、おかしくないですか⁉︎〜』
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フジがウケそうな要素を「足し算」してドラマ製作している分かりやすい例です。寝ている議員を叩き起こすとか高橋一生のセクシー要素とかあらゆる視聴者が喜びそうなことを詰め込み、結果として変な作品になってしまう。
私はこの作品に決定的に欠落していたことは、市議会を全く知らない視聴者にもイチからわかるように作らなかったことだと思います。


■総評
10月クールは各局力の入った作品が並びます。池井戸潤×福澤克雄陸王』、クドカン新作『監獄のお姫さま』、金城一紀の新作『奥様は~』、福田靖×水田伸生『先に生まれただけの僕』など実績ある制作陣に加え、満を持しての続編『コウノドリ』に『ドクターX』まで。
良作は多かったのですが『陸王』が飛び抜けた分、他の作品の粗が目立ってしまった印象でした。
1月クールも『99.9』第2シリーズ、木村拓哉主演『BG』、坂元裕二の新作『anone』など話題作もそこそこで期待できそうですね。後追いになる前にしっかりキャッチアップしておきましょう。


2017年10月クール良作ランキング
1.陸王
2.コウノドリ
3.監獄のお姫さま