読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

MISOJI備忘録

三十路がアクセス数とか気にせず語る場所

PS4『龍が如く6』レビュー 「桐生一馬が役目を終える意味」

ゲーム

桐生一馬、最終章ー。

龍が如くの主人公として10年以上シリーズの顔だった桐生の最後の物語が描かれているのが本作です。その餞けか、もしくは国内の売り上げ減少に対するテコ入れか、過去最高に豪華なキャストを揃えた『龍が如く6』をプレイ。クリア時間はそこそこ寄り道しての28時間、やや短く感じる方もいるでしょうが充分適正ボリュームですかね。

f:id:ysykysyk:20161216113819p:plain

 

■PS4専用のインパク
グラフィック、シームレスな移動、バトル時のモーションがしっかりと重くなったことなどようやくここにきて大きな改良されたことが最もポイントだと思います。椅子に向かって歩くだけで破壊できたりw、まあこのシリーズなこのレベルはご愛嬌でしょうか。ともかく新鮮味が高いプレイが堪能できます。

f:id:ysykysyk:20161216125111p:plain

 

■ストーリーについて
ちょいちょい「この結末は酷い」というレビューを見かけましたが、私はそこまでないと思います。遥の親代わりになることから桐生一馬の物語は始まりました。それが今回遥が子供を産み、親となったことで一つの役目が終わった。そしてカタギになっても結局「堂島の龍」「東城会四代目」の肩書はついて回りそれが回りの人々を巻き込んでしまうことに対して桐生が選んだ結末は「そうきたか」というものでした。
決してハッピーエンドとはいえませんが、これは充分アリな終わり方です。


■なぜ桐生の最終章なのか
事実上は以下の2つでしょう。
 ①桐生を中心とした物語の展開に限界がきている
 ②これ以上ナンバリング展開してもユーザーの拡大が難しい
ただ、私は違う側面から「もう『龍が如く』は桐生一馬を顔にする必要がない」とも考えました。元々「大人向けのエンターテイメント」を目指し、極道の世界を舞台した『龍が如く』はその象徴として桐生一馬を主人公に据えました。そして今や10年以上のシリーズ展開で充分に「『龍が如く』はこういうゲームである」と広く浸透されおり、今回のゲスト陣が豪華さは特にそれを物語っていると言っていいでしょう。
メインキャラクターが変更になっても根底にある部分は今後も変わらない、それで充分だと私は思います。

 

 ■今後新シリーズに期待すること
やはり若く新しい主人公が極道の世界に踏み入れてからどう成り上がるか、ですね。最初から心身ともに強い男だった桐生がプレイヤーにとって「憧れ」であるなら、対象的に時に弱く時に情けなくとも成長を描くことでプレイヤーも「共感」できるような主人公なら新しい『龍が如く』はいくらでも展開できると思います。
まあここは開発がどんな球を出してくるか期待しておきましょう。

 

 ■総評
【良い点】
 ・新エンジンで具体的な改良が見られる
 ・豪華なキャスト陣、フルボイス
 ・桐生の結末は体感する価値がある
 ・バカ全開のサブストーリー、尾道のスナックトークが地味に◯

【悪い点】
 ・真島、冴島、大吾の出番少なし
 ・桐生の最後に相応しい敵がいない
 ・真相が一気にわかる長いカットシーンが数ヶ所あるなどシナリオ構成が悪い
 ・全員ブスのキャバ嬢