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PS4『龍が如く 極』レビュー 「良くも悪くも10年の歴史が凝縮」

龍が如く』シリーズが10周年、ナンバリングタイトル以外にもスピンオフがあり、ほぼ毎年新作をリリースしています。クオリティは『メタルギア』や『ファイナルファンタジー』、同じく毎年新作をリリースしている『アサシンクリード』には遠く及びませんが、数年待たされた挙句クソゲーなんてタイトルも多い中で、和ゲーの中堅タイトルながらここまでの展開を継続している姿勢を私は支持しています。
 
前作『龍が如く0』は久しぶりにストーリーや遊び要素まで文句なしのタイトルでした。これなら『龍が如く0-Ⅱ』とかやれなくもないな、なんて思っていたんですが、初代『龍が如く』にそこを上乗せしてフルリメイクするというアイデアはなかなか良いと思いました。ということで『龍が如く 極』を早速プレイ、クリア後のレビューです。
 
■初代『龍が如く』の真価
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このシリーズのレビューでよく見かけるのが「『1』はほんとに面白かった」という意見です。とはいえ10年も経てば、いわゆる懐古的な意見に過ぎないことがわかります。
本作はグラフィックの改善、『0』をベースにした(=使い回した)バトルシステム、追加要素などはあれども基本的なシナリオはオリジナルのまま。10年前とシリーズ第1作だからこそ許されるおつかいや本筋と関連の薄いメインシナリオが多数含まれているうえ、真相は終盤で一気に明かされ、ボリュームと遊び要素は思っていた以上に少なめです。
要は『0』のほうが圧倒的に面白く、初代『龍が如く』も10年で完全に過去のものになったということです。あんまり変化がないようで、ちゃんとこのシリーズも進化を続けているということですね。
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■真島五朗にみる10年
追加要素「どこでも真島」は、オリジナルでは出番が少なかった真島が神出鬼没に現れ、ムショ暮らしでなまった桐生を鍛えるというもの。
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街中でコミカルに襲いかかるわりには、メインシナリオはオリジナルのままなので、桐生と戦うためだけに遥を誘拐したり、トラックでソープランドに突っ込んだりとちぐはぐな行動をしています。真島が桐生寄りのキャラになっていったのは名物キャラとして人気を獲得したことが理由だろうし、それが初代では全くの手探りだったことがよくわかります。これぞまさに10年の歴史を感じる要素です。
 
■そのまんまリメイクの意義
正直『龍が如く6』を先延ばしにしてでも本作をそのまんまリメイクでなく再構築してほしかったですよね、いっそのこと錦山主人公のパートがあるくらいの。ゲーム自体は囲まれたらボコられまくる相変わらずのクオリティ、それらは『6』に期待するとしても明らかに前作『0』より劣っておいて「ゲームはもっと踏み込めないのか?」なんてよく言えるなとw

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そのまんまリメイクを選んだのは、予算やスケジュールもあるでしょうが、シリーズの10年の成長を良い意味でも悪い意味でも実感できるような作品にしたかったから、と前向きに解釈することにしましょう。価格も少し安めに設定されていますし、色んな意味でプレイして損はしない1本にはなっていると私は思います。

 
■総括
【ストーリー】
『0』の続編にして完結編。錦山の追加ムービーは◯だかボリューム不足。
【バトル】
改善点なし、苦行なボスも。もちろん後半レベルを上げると快適に。
【サウンド】
手抜きレベル、オリジナルのほうが全然良い。
【追加要素】
どこでも真島…真島とのバトルは本作で最もアツい要素、笑いもあり◯。
キャバ…攻略すると超高画質イメージ映像が堪能できる仕様は今後も採用してほしい。
メスキング…未プレイ。
【まとめ】
所詮は過去のリメイク作に留まっている。本作が「面白い!」という方で『0』未プレイなら、本作クリア後絶対やるべし。