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MISOJI備忘録

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【まとめ】2015年10月クール テレビドラマメモ

テレビドラマウオッチャーとして、個人的な記録を兼ねて2015年10月クールの連続ドラマの総括をしておきたいと思います。

前クールはこちら

ysykysyk.hatenablog.com

 

全話鑑賞
下町ロケット』『5→9』『サイレーン』
『偽装の夫婦』『無痛』『遺産争族』『釣りバカ日誌
コウノドリ』『孤独のグルメ Season5』『おかしの家』
 
途中リタイア
『結婚式の前日に』『エンジェルハート』『サムライせんせい』
 
1話リタイア(カス)
『オトナ女子』『掟上今日子の備忘録』
 
 
■最優秀作品
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文句なしです。原作の面白さはWOWOW版で体験済みでしたが、それを福澤克雄が撮ったらどういう作品になるかを想像しただけでもう楽しみでしょうがありませんでした。
半沢直樹』のヒットからずっと本作の企画自体はあったはず、そこで原作続編のタイミングにまで恵まれるという運まで呼び込んだことこそ、TBSのドラマ製作力を象徴していると言っていいでしょう
 
 
■その他の作品について
『無痛~診える眼~』
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病や殺人の兆候が見えることをベースにした1話完結のサスペンス…かと思いきや、まさかの怒涛のシナリオ展開。一家殺人の犯人と真相、無痛症の青年・伊原の謎といった伏線と、毎話ラストに大きな展開が用意されていたことも◯。今クールのダークホース的存在感を放っていました。
ただし白神(伊藤英明)の一連の動機が弟だったというのが明らかに物語のスケールに見合っていませんでしたね。
 
 
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子供を産むということ、親になるということ、命を慈しむということを真正面から描き、予想以上の感動作になりました。妊娠と出産に関わる様々な事例を扱っており、これからという女性だけでなく周囲の関係者まで含めて「観ておいたほうがいい」と言ってもいいレベルの作品に仕上がったと思います。
綾野剛はもちろん、松岡茉優吉田羊星野源、安定感抜群の大森南朋山口紗弥加に若手注目株の坂口健太郎まで「まぁよくぞここまで揃えたな」というキャスト陣、劇中BGMが◯。
 
 
『5→9〜私に恋したお坊さん〜』
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こういうちゃきちゃきした明るい女性を演じさせたら石原さとみはホントにハマりますね、彼女を観るだけでも価値がありました。やや主演の2人がメインすぎたので、ドラマでもイタかった紗栄子は置いといても高梨臨など他のメンバーの恋愛ももう少しシナリオを用意してほしかったなとは思います。
あれだけニューヨークで働くことを目標にしていたのに、坊さんと付き合い出した瞬間に「お寺の嫁になります」ってなんだよそれ。
 
 
『サイレーン  刑事×彼女×完全悪女』
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ツッコミどころ満載で逆に楽しめました。カラが菜々緒じゃなかったらつまらない作品になっていたでしょう。それほど松坂桃李木村文乃は食われっぱなしだったともいえます。
「整形」と「殺人」というキーワードからカラの背景や目的は容易に想像できるわけで、その奥にどういう展開や落とし所があるのかに期待してましたがまさかほんとに菜々緒木村文乃への整形シナリオが起きるとはw
 
 
『偽装の夫婦』
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本音と建前が交錯してややモヤモヤする展開がアンジャッシュのコントのようになり、ヒロと超治の関係がどう変化していくかを期待できるようになったのが中盤からなので、ちょっと序盤の動きが悪かったように思います。同性愛を扱いつつもそれが本作のテーマになっているのではなく、あくまでも登場人物たちのすれ違いを描く手段に過ぎないのだとわかるまでにやや時間がかかりました。
下手したら最後まで同性愛のドラマだと思っていた視聴者も少なくなかったのではないでしょうか。
 
 
『遺産争族』
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『ドクターX』のスタッフが手掛けた作品だと一瞬でわかるほどに、シナリオや演出も「わかりやすさ」を狙っていました。加えてキャストがベテラン揃いで濃いので観れてしまうんですよね。
結婚のために婿になってまで遺産相続問題と真っ向挑んだ育生(向井理)は主人公らしかったのですが、妻の楓(榮倉奈々)はそこまでするに相応しいほどの良い女ですかね?w
 
 
釣りバカ日誌  新入社員・浜崎伝助』
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幼少期から観てきたあの釣りバカ日誌が面白い形で復活、キャストは違うのに全く違和感なく観れて笑える文句なしの良作。前クールの『民王』などやや狙いすぎのコメディとは違い、役者の演技で気持ちよく笑わせてくれる作品だったと思います。
金八以来の濱田岳武田鉄矢の掛け合いに始まり、最後はファンなら知ってるハマちゃんのプロポーズと合体(未遂)をしっかり入れるなど納得の締め方でした。B級クオリティでも面白いものは面白いことを証明してくれた1本。
 
 
■なぜ作ったこの1本
『オトナ女子』
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中野利幸プロデューサーが手がける作品は、内容的にも演出的にもターゲットを女性に絞ったちょっと現実離れしたものが多いです。
松下奈緒石原さとみの『ディアシスター』、香里奈吉高由里子大島優子の『私が恋愛できない理由』はキャスト的にもまだドラマとして割り切って観ることができましたが、さすがにここまでくると「これはさすがにありえない」となり、視聴者の許容範囲を超えてしまうわけです。
『ラストシンデレラ』(なんでヒットしたのか私はよくわからないんですが)の2匹目のドジョウを釣り上げようとしたらこのザマ。もうカッコいい風の篠原涼子は飽きました。
 
 
■総評
大本命の『下町ロケット』は納得の出来で2015年の締めに相応しい作品となり、それ以外にも『コウノドリ』『無痛』など良作が生まれ、なかなかの豊作クールでした。一言でまとめるならば、今年のTBSが推しているヒューマンドラマ路線が今クールでも安定のクオリティだったといえそうです。
逆にすっかり減ってしまったサスペンス系ではフジの『サイレーン』『無痛』が存在感を放っており、全体でみても作品のバランスが取れていたことが豊作クールだった一番の要因ではないかと思います。
このあたりにTBS以外の局が目指すべきドラマ製作のカギがありそうな気がするのですが、来クールはどんな作品がこのランキングに並ぶでしょうか、楽しみですね。