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小島秀夫ついに独立、今後期待することなど

ゲームデザイナー・小島秀夫氏の今後を巡り、ここ数ヶ月は事あるごとに世界中からコナミへの批判が集まりました。極めつけは「#Fuckonami」というハッシュタグまで登場、ここまで世界中のゲーマーを敵に回したメーカーは今後も出ないかもしれません。

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ここまでの情報から私はなんとなく、年内までコナミに在籍して何かしらの報告があるのは早くても年明けだろうと思っていたので、コナミ退社報告と新会社設立に加えてSCEとのパートナーシップまでまとめて発表されるとは1ミリも思っていませんでした。待ちに待った朗報ですね。

新生「コジマプロダクション」ロゴ

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■私なりのわかっていることまとめ
・「コジマプロダクション」は小島秀夫をはじめ、元小島プロダクションのメンバーを中心に設立された
SCEとはパートナーシップとなり、ノーティドックやポリフォニーのように傘下に入るわけではない
・第1作はPS4向け独占タイトル、当然コナミ著作権がある「メタルギア」ではない完全新作になる
・独立についてはだいぶ前から動いていた可能性が高い


こんなところでしょうか。
元々小島監督マルチプラットフォームではなく独占プラットフォームで制作することにこだわってきました。おそらくハードに特化したゲームデザインをしたいというのが一番の理由でしょう。『MGSV』のために「FOXエンジン」を作ったのはPCまで含めたマルチプラットフォームに対応するためであり、おそらく幅広く売るためのコナミの方針に基づくものだと思われ、そういう意味でもSCEとのタッグは小島監督が希望するゲームデザインに直結するはずです。


■個人的にコジマプロダクションの新作に期待すること
FPS/TPSいらない
オープンワールドいらない
・シナリオ性の高いもの
・体感性の高いもの
・全く新しいもの

世界市場のゲームトレンドはオープンワールドFPS・TPSというのがメインストリームになりすぎてある種ピークを迎えている感さえあります(現に『MGSV』だってそうでした)。でももうそういうスケールの大きいタイトルは海外メーカーがやればいい、予算で負ける日本のゲームはシナリオが一番の武器です。そしてテレビゲームのシナリオ基準を上げたのが他ならぬ小島監督なのです。



■テレビゲームの未来を拓く『P.T.』と『PlayStationVR』
「体感性の高いもの」「全く新しいもの」を紐解く鍵になりそうなのが、残念ながら開発中止となった『サイレントヒルズ』のティザーゲーム『P.T.』、こちらも小島監督が手がけたものです。

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私は『P.T.』をプレイしたとき、明確に「映像作品」と「ゲーム」の違いを実感しました。ホラー映画を楽しみながら観れる私でさえ、スティックを前に傾けることができない強烈なスリルに襲われたのです。
ホラー映画は勝手に進んでくれますが、ゲームは自分で進めないといけない。でもそれが恐怖でできない、そのもどかしさがゲーム独自の体験なのだと実感したわけです。

このようなインタラクティブ性と小島監督によるシナリオが合わされば何が起きるでしょうか、そして奇しくもこの流れに合わせて2016年「PlayStationVR」がローンチされます。

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私はここにテレビゲームの未来があると思っていて、もしかすると小島監督がそこを拓いてくれるのではないかと勝手に期待しています。

小島監督によるコナミ退社報告がようやく聞けました。
これからは来年のE3あたり、SCEのプレゼンテーションで小島監督が登壇して新しい興奮を与えてくれるような日を待ちたいと思います。


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