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MISOJI備忘録

三十路がアクセス数とか気にせず語る場所

マツコが死ぬほど女性から支持される理由

世の女性はマツコ・デラックスが死ぬほど好きだ。
飲み会で女性に好きなテレビ番組を尋ねると、「『怒り新党』と『月曜から夜ふかし』」という絵に描いたような答が返ってきて吹いたことがあります。マツコのどこが好きなのか聞き返したら「言ってることが的確!」なんだそうです。「いや、言ってることが的確なのはマツコだけじゃないでしょ」とツッコんでやろうかと思いましたが面倒くさくて止めました。
 
また、世の女性はブサイク女芸人も好き。本心ではないのに「かわいい〜」という言葉をかける。そういう風潮に対してオアシズ大久保佳代子は「(女芸人を)下に見たいんでしょうねぇ」と言い放ったことがある。自らがかつてそういう風に見られてきたからこそ言える、非常に説得力のある言葉です。
そう、女性たちの女芸人に対する「かわいい〜」は優越感の表れ、マウンティングです。ドラマ『ファーストクラス』が女性にだけ支持されていたのは、女性が常に周囲との差(=格付け)を意識していることが共感されたからです。格差戦争のなかでも、安室奈美恵北川景子などは自分とは比較できない憧れの存在として崇め、その一方で女芸人や身近な格下の存在を下に見ることで無意識に自身のバランスを保っている。
マウンティングの意識は男性より女性の方が圧倒的に強い。だからそもそもその対象にならないような存在に女性は好意を抱くのではないかと私は考えています。
 
マツコ・デラックスが異常に女性に支持されているのはそのキャラクターがユニークすぎて「女性視点からは上にも下にも見れないから」だと思います。
 
もう少し噛み砕いてみると以下のような点が挙げられるでしょう。
 
①性別不明感
マツコ・デラックスは間違いなく男性です。とはいえミッツ・マングローブあたりと比べても顔立ちにゴツゴツ感がなく、モロに男性という感じはあまりしません。かといって、はるな愛椿姫彩菜のような美人でもない。あの体型も相まって性別不明感が強く、女性からすれば男性にモノを言われてる感じも女性にモノを言われてる感じもしないでしょう。何の先入観もなくスルリと話を聞けてしまうのではないでしょうか。
 
②年齢不明感
これはオネエの方は割と共通だと思いますが、特にマツコは誰に対しても基本的にマツコ・デラックスを演じきっているため、世間的にも「何歳くらいの人」というイメージはあまり持たれていないと思います。
 
③キャラクター感
他のオネエタレントにない、マツコ最大の特徴はこれでしょう。あの体格、ビジュアルはもう男性だとかオネエとかいうレベルではなく「キャラクター」になっている。ある意味、リラックマふなっしーに並ぶ存在としてマツコ・デラックスというキャラクターがある。
 
この①〜③を奇跡的に持ち合わせて生まれたマツコ・デラックスという別次元のキャラクターを、世の女性が上にも下にも見れる訳がありません。これこそが世の女性が異常なまでにマツコ・デラックスを支持してしまう背景ではないでしょうか。
 
ちなみに、私がマツコ・デラックスを支持する理由は①〜③とは全く異なります。この人のキャラクターは辛口だとか毒舌だとかそういうイメージがありますが、その背景に「リスペクト」があるからです。
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>「テレビってお金かけすぎ」「世の中そんなに派手じゃない」と。見た目は派手な女装のマツコさんですが、人間性はとてもシンプル。テレビもそうあるべきだという思いが形になっています。
>マツコさんから言われているのは「汗をかけ」ということ。「ちゃんと調べてね」「ゲストを大切にしてね」と。

芸能界の大先輩に対してもあのキャラクターを貫いているマツコですが、その言動の背景には明確なリスペクトが見えます。言い換えるなら「テレビ愛」とでもいうのでしょうか。自身の番組へのこだわりについても同様、もちろんこれはいい番組を作るためであり、これも「テレビ愛」だと言えるでしょう。

有吉弘行もそうですが、マツコ・デラックスは何でも好き勝手話しているわけではないのです。世の女性の皆様、マツコが好きだからと自分も好き勝手話して自爆しないようにしましょう。