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【まとめ】2015年4月クール テレビドラマメモ

テレビドラマウオッチャーとして、個人的な記録を兼ねて2015年4月クールの連続ドラマの総括をしておきたいと思います。

前クールはこちら

ysykysyk.hatenablog.com


全話鑑賞
『ようこそ、わが家へ』『アイムホーム』
アルジャーノンに花束を』『天皇の料理番』

途中リタイア
『心がポキっとね』『Dr.倫太郎』『ヤメゴク』
『医師たちの恋愛事情』『不便な便利屋』

1話リタイア(カス)
『マザー・ゲーム』『戦う!書店ガール』『ドS刑事』
『天使と悪魔』『ワイルド・ヒーローズ』


■最優秀作品
天皇の料理番』

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やはり安定の平川雄一朗クオリティ、期待通りでした。
また徳蔵は連続ドラマの主人公としてお手本とも言えるキャラクター、
クズなとこもあるけど一生懸命で憎めない三枚目。これまでクールなキャラを演じてきた佐藤健の新しい一面を開花させたと言えそうです。
まだ現時点で完結していませんが、最優秀作品はこれ一択。後半から展開が早かったことを考えると2クールやってほしかったのが本音。



■その他の作品について
『ようこそ、わが家へ』

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原作のオリジナリティの高さで勝ったようなところがありますが、
ややライトな作風は月9という枠を意識しすぎていたかもしれません。
これまでなら間違いなく火9で放送されていたでしょうし、
もっと濃い作品にして木10でも良かったと思います。
何はともあれ、本作で本格的に沢尻エリカは復活しましたね。


『アイムホーム』

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フジやTBSは木村拓哉のイメージをベースにドラマを製作していたようなところがありますが、テレ朝は異なるアプローチをしました。特に記憶をなくした後の久と記憶をなくす前の久の演じ分けなど、新しい木村拓哉の魅力を引き出したことは本作の功績と言っていいでしょう。
ほぼ一話完結だったうえにドラマティックな展開がない作品ではあったので、逆にこれまで通りの木村拓哉のほうがやはりドラマらしい作品になるのだろうか、など考えさせられる部分もありました。


アルジャーノンに花束を

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ユースケ・サンタマリア版(2002年)と比較しても明白なように青春群像劇的な要素を濃く反映させていたのは良かったと思います。
往年のTBS野島伸司ドラマを撮ってきた吉田健、いしだ壱成河相我聞の起用など野島ドラマらしい要素を期待させながらも、らしい展開がなかったことは個人的には少し逆効果でした。
あんな薬をマウスに1回投与しただけで人間に投与するなんて非現実的なことにツッコんだら負けでしょうか。


『Dr.倫太郎』

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初回で誰よりもゲストのハリセンボン春菜が全部持っていった時点で
このドラマの出来は決まってしまったように思います。
手術シーンのない精神科医のドラマなら、なおいっそうシナリオやキャラクターの面白さがなれければ成立しえないことがよくわかりました。
高橋一生高梨臨の起用の意味なし、観れば観るほど腹の立つ蒼井優など非常に惜しかったですね。高畑淳子の毒親っぷりだけは見応えありました。


■なぜ作ったこの1本
『ワイルド・ヒーローズ』

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EXILEをごっそり起用したわりには、中途半端にシリアスな内容だったのが完全に失敗でした。1話完結で明るい内容にしていればもう少し違った見方はできたかもしれません。まさに「学芸会」に相応しいドラマでした。
クソっぷりなら『戦う!書店ガール』と同等でしたが、本作は日テレ系列のローカルセールス枠を異動させてまで新設したドラマ枠の第1作、なのにこの内容ではネット局もいい迷惑だったでしょう。


■総括
不作でした。このクール始まる前も始まった後も結局『天皇の料理番』で決まり。ダークホース的な作品がないどころか、堺雅人『Dr.倫太郎』や阿部サダヲ山口智子『心がポキっとね』、堤幸彦の『ヤメゴク』といった注目作がまさかあそこまでつまらないとは全く予想できませんでした。

フジは火9がなくなり、TBSは来クールまでで木9枠の廃止を決定するなど、連続ドラマはその立場が危ぶまれるほどになってきました。でも私は枠のカラーをしっかり選定できないようならさっさと廃止していいと思います。TBSは火10も廃止していいでしょう。逆に月8のミステリードラマ枠は廃止すべきではなっかったように思いますけどね。
それだけ視聴率戦争に苦しむテレビ局がドラマ枠のカラーを見失いがちになっているのが顕著に現れたクールでした。

各局、基本に戻ってどのような人物が連続ドラマの主人公に相応しいのか、その人物のイメージを活かせるキャストは誰なのか、それくらいはもう少し考えてみてほしい。そんな残念なクールだったと言わざるを得ませんでした。