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MISOJI備忘録

三十路がアクセス数とか気にせず語る場所

PS4/PS3『サイコブレイク』レビュー バイオ4よりむしろ退化した10年前のゲーム

ゲーム

バイオハザード』の生みの親として知られている三上真司、シリーズの転機となりその後のTPSのベースとなったといってもいい名作『バイオハザード4』も手がけています。

その三上真司が久しぶりにサバイバルホラーの新作を手がけるということでゲームファンの間で期待の高かったPS4/PS3サイコブレイク』が発売されました。結論から言うと、チャプター7の途中で我慢の限界を超えてしまい、めでたくゲオ行きとなりました。

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■評価ポイント

・意外とゲームに少ないスプラッター系の世界観

・バイオシリーズにないスニークキルの追加(ただしスニークキルできるのも序盤だけ)

・弾数が適度にシビア(あくまでチャプター7までの話)

 

■ダメポイント

・オートセーブの間隔が長く、ゲームオーバーになるとそこそこ前からやり直しになる(このリプレイは完全に作業)

・上記決定的欠陥に加え、一撃死トラップの多さや敵ダメージの高さゆえ「死にゲー」であること(死にゲーであること自体は問題ない)

・野外はもろ『バイオ4』、病院内はもろ『Outlast』の雰囲気でオリジナリティに欠ける

・ゲームプレイ自体もほぼ『バイオ4』をやっている感じに近く、プレイ面でもオリジナリティに欠ける

・キャラクターやストーリーに惹かれない

・別に怖くない(怖さは圧倒的に小島監督の『P.T』のほうが上)

 

■結論

「ゲーム自体はまあまあ面白いがそれ以上にイライラさせられる」

これにつきます。グラが汚いとかそういう意見もあるようですが、別にこれくらいなら問題はないでしょう。それ以上にゲームデザインが問題です。『バイオ4』でここまでイライラさせられることはなかったため、ゲームデザイン自体は進化どころか退化したといっても過言ではないかと思います。

 

■日本のゲームクリエイター達は洋ゲーをプレイしているのか?

「プレイしていてイライラさせられる」

これは特にここ数年の和ゲーによく出てくるキーワードになりつつあります。記憶に新しいところでは『バイオハザード6』の即死QTE、『ライトニングリターンズ』の時間制限、『モンハン』のモンスターの動きも新作が出る度にどんどんイライラ要素が増えています。

 

一方、『アサシンクリード』や『アンチャーテッド』のような人気洋ゲータイトルをプレイするとよくわかるのですが、まったくと言っていいほどイライラさせられることがありません。

日本では売れる洋ゲーは『GTA』と『COD』くらいしかありません。まだまだ「洋ゲーはグラフィックがいいだけ」と思われている風潮があるように思いますが、それは間違いです。

なぜなら、グラフィックや壮大なスケールももちろんありますが、それだけでなくプレイヤーの痒いところに手が届くような絶妙なデームデザインがされていることも洋ゲーの特徴であり、だからこそOPからEDまで没頭させてくれるクオリティを持ち合わせているからです。

 

これが世界基準となっている現状に、『サイコブレイク』は上記のまさに「10年前のゲーム」と形容するに相応しいクソ仕様を持って生まれてしまいました。日本と海外では予算の桁が違うのでグラフィックはもうどう頑張っても勝てません。ならせめてゲーム性やストーリー性で勝ちましょうよ。そこでももろに負けるのなら、それはただのクソです。

 

三上真司率いるタンゴゲームワークスが次回作でスマホゲーに逃げるようであれば、それは多くのゲームファンたちが「逃げた」と判断することなるでしょう。そうならぬよう、新作をお待ちしております。

 


サイコブレイクTGSトレーラー2014 - YouTube