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フジテレビ亀山社長が見失っていること

<フジテレビ亀山社長>「テラスハウス」終了の理由語る (まんたんウェブ) - Yahoo!ニュース

相変わらずいい話のないフジテレビの亀山社長ですが、ようやく『テラスハウス』の終了理由を語りました。

「視聴率でいうと5、6%いっているが、8%を取ってほしいところ。満足できるところではなかったという点」と理由を説明した。

「旬で面白いものが、旬が過ぎた時点で、どうなるかと。ネットがここまで出てきて、リアリティーショーのあり方が変わってきたのではないか。見逃し配信で見る人が多かったりして、テレビのリアルタイム視聴につながらない。ここにスタッフはジレンマを感じていたはず」

 

当初私は『テラスハウス』に終了について、トヨタがスポンサーを降りたからじゃないかと思っていました。それはともかくとして、視聴率5、6%を8%をするのがテレビ局の仕事じゃないのでしょうか。

視聴率は置いといても、『テラスハウス』は他番組や他局でもネタにされることが増え、ようやく定着してきたコンテンツです。私は基本的にはテレビは録画して後で観てますが、この番組は出演者や視聴者のTwitter実況を推進しており、これを楽しむためにリアルタイムで観ることも多かったので、亀山社長が言ってることが私には全く当てはまりません。

ネットでは「みたことない」「気持ち悪い」「ヤラセ」と言われまくっていましたが、『テラスハウス』には副音声やYouTubeの活用も含め、間違いなくテレビ番組の新しい取り組みがありました。この番組がここまで定着した理由は、従来の視聴率至上主義とは異なる路線が実を結んだ結果ではないかと私は考えています。

 

亀山社長はとにかく「視聴率1位奪還」しか頭にありません。『テラスハウス』が終了する本当の理由は、トップと番組の路線が違うからです。継続していれば新しい取り組みに溢れた『テラスハウス』がさらに話題性を高め、視聴率を上げる可能性や番組関連のビジネスチャンスもあった。継続していれば。

 


「年度視聴率二冠王」テレ朝、熟年と若者を魅了 :日本経済新聞

一方、テレ朝は2012年に初めて視聴率1位を獲得しました。『相棒』のような人気コンテンツもありますが、バラエティがしっかり定着していることが最大の理由でしょう。なぜ定着できたか、それは継続してきたからです。

『お試しかっ』は最初から「帰れま10」をやっていたわけではないし、『黄金伝説』は最初から「無人島」も「節約生活」をやっていたわけではないし、『Qさま』なんて最初は全く別の内容でした。テレビのコンテンツは、スタッフ・出演者・視聴者で作り上げていくものです。

 

安易にドラマの続編に手を出すスタンスや10月の改編も「早急に結果がほしい」からでしょう。ただ視聴者というものは新しい番組より、定着した観慣れた番組にチャンネルを合わせるのです。今日の視聴者のスタンスと、90年代で止まったままの亀山社長の志向は全く沿っていません。

本当に優秀な経営者であれば、数ヵ年計画で局の体質改善をしながら、コンテンツを育てることを考えるでしょう。私には1000人の社員を異動させても、体質改善ができるとはとても思えませんが。