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2019年冬ドラマ評価メモ

テレビドラマウオッチャーとして、個人的な記録を兼ねて2019年1月クールの連続ドラマの総括をしておきたいと思います。前クールはこちら

ysykysyk.hatenablog.com

 

全話鑑賞(予定含む)
『グッドワイフ』『3年A組』『後妻業』
『家売るオンナの逆襲』『ハケン占い師アタル』
『メゾンドポリス』『トクサツガガガ
『フルーツ配達便』『イノセンス』『絶対正義』

途中リタイア
『トレース』『よつば銀行』『QUEEN
『初めて恋をした日に読む話』『私のおじさん』

初回リタイア
『僕の初恋をキミに捧ぐ』



■最優秀作品
『3年A組 ‐今から皆さんは、人質です‐』
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ここまで堂々と連続ドラマの定説をぶち破った例は非常に珍しいです。10日間の密室劇なら映画にするのが常識。真相を知りたくさせるように各話にしっかり用意されたシナリオ、パズルのピースが埋まる過程が結果として連続ドラマになっています。何より振り幅が凄まじい菅田将暉の演技なしでは本作は成立しません。
黒幕をSNS(視聴者)にしたことに賛否がありそうでしたがほぼなかったのは驚きました。当事者の背景がわかれば物事の見え方は変わる、それが実証された作品といえるでしょう。



■その他の作品について
『グッドワイフ』
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前クールの『スーツ』同様に海外ドラマのリメイクとなったわけですが、本作はキャラクター設定や弁護士ドラマのフォーマットなど、連続ドラマの定説を見事に抑えていた良作です。
夫の逮捕で逆境に立たされ、16年ぶりに弁護士に復帰して奮起するという主人公に明確なストーリーがあり、常盤貴子の凛とした美しさともしっかりマッチ。弁護士ドラマはどこか現実とは別世界の雰囲気が漂うものの、妻・母親という視点が日常らしさとの接点を生んでいたことも見逃せません。


イノセンス 冤罪弁護士』
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こちらは日テレの弁護士ドラマ。作品コンセプト、ちょっと変わり者の主人公弁護士、それに振り回される相方のヒロイン、どこをどう見ても『99.9』。それでも普通に観れてしまうのはサイエンスをキーにしたトリックの解明が全く予想できないところ。しかしそれを毎度検証して解き明かす藤木直人はまんま『ガリレオ』のようでした。そういう意味では、あと一歩この作品ならでは特性に欠けていたのはいうまでもありません。


『メゾン・ド・ポリス』
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こっちもヒロインの主人公が振り回される系。共同テレビ佐藤祐市(『絶対零度』『ストロベリーナイト』)をTBSが起用。刑事ドラマのノウハウにコメディのテイストを乗ったことでストレスなく楽しめました。フジの月9『トレース』(同じく相方のヒロインが振り回される系)が一見ポップな作風かと思いきやシナリオが暗すぎたので、私はこっちだけ観ればいいやと思った次第です。

 


『家売るオンナの逆襲』
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1作目・SP版と経て三軒家だけでなく他のキャラも良い意味で遊ばせることに成功したいい事例だと思います。より肩の力を抜いて楽しめるコメディに進化しました。美形キャストが揃っている割にはユルい作風と一話完結としても意外としっかりしたシナリオのバランスも良し。
決して演技派女優とはいえない北川景子もようやく代表作ができたので今後の起用法にもバリエーションが増えるかもしれません、注目したいところ。


ハケン占い師アタル』
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遊川和彦作品のキャラ設定の深さはさすがの一言(本作では監督も兼任)。小さな部署のなかにも多くの視聴者が共感できるキャラクターを配置して社会を形成、アタルが占いでどんな説教を繰り出すのか視聴者も楽しみにしていたのでは。そして部署が良いチームになっていく過程はある種の理想論かもしれないがこういうドラマがあってもいいじゃないと素直に思えました。もうちょっとコメディ寄りでもよかったようにも思いましたけどね。


■なぜ作ったこの1本
『スキャンダル専門弁護士 QUEEN
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弁護士ドラマを名乗りながら、あまりそれらしいフォーマットになっていないことはまだいいとしても、第1話から主要キャラの個性が全く読み取れないままシナリオが淡々と進んでいくような連続ドラマは絶対NGです。MVの映像作家が監督している作品なのでこのような内容になってしまうのは当然なんですよね。
美しい箱に入っていたのはゴミだった、そんな感じです。


■総評
目玉がなく弁護士ドラマや警察ドラマといった定番タイトルが並んでやや共倒れしていた感のある今クールで話題をかっさらったのは定番とは真逆の方向性で突き進んだ『3年A組』でした。この枠は実験的なサスペンスが多かったわけですが、菅田将暉永野芽郁の起用も手伝いようやく当たった。『家売るオンナ』まで持ってきたあたりも、日本テレビがガチで準備してきた感はありました。『イノセンス』もそこそこ良かったですし、日テレの主要3タイトルにクソドラマがないというのは相当久しぶりの快挙といっていいと思います。
個人的には昨年だいぶ良くなってきたフジの特に木10、前クールの『黄昏流星群』に続いて『QUEEN』が当ブログNo.1クソドラマに選抜されている現状は非常によろしくありません。月9も今クールは推理モノ、来クールは医療モノでここ1年は個性がなくなってきておりこちらも不安の色が出てきました。「もっとチャレンジせよ」それが今クールのまとめですね。


2019年1月クール良作ランキング
1.3年A組
2.グッドワイフ
3.家売るオンナの逆襲
4.ハケン占い師アタル