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2018年春ドラマ評価メモ

テレビドラマウオッチャーとして、個人的な記録を兼ねて2018年4月クールの連続ドラマの総括をしておきたいと思います。

前クールはこちら

ysykysyk.hatenablog.com

 

全話鑑賞(予定含む)
『ブラックペアン』『コンフィデンスマンJP』『ヘッドハンター』『シグナル』『花のち晴れ』『未解決の女』『モンテ・クリスト伯』『あなたには帰る家がある』『孤独のグルメ』『宮本から君へ』『おっさんずラブ

途中リタイア
『正義のセ』『家政夫のミタゾノ』『Missデビル』

1話リタイア(カス)
『崖っぷちホテル』

 

 ■最優秀作品
モンテ・クリスト伯 ー華麗なる復讐ー』f:id:ysykysyk:20180525163400p:plain
壮絶な第1話とそれ以降のド級の復讐劇。ディーン・フジオカが久しぶりのハマり役、助演陣(特に女性キャスト陣)の狂気的存在感も◯、キャラクターそれぞれが光ってました。西谷弘のシリアスな演出やBGMのマッチングも非常に良し。
医療・警察・ラブコメなど連ドラが王道のものばかりになりつつあるなかで、ツッコミどころもありつつ壮絶な作品という意味では少し昔の連ドラらしい懐かしさもあったり。元々大人向けドラマ枠だったフジ木10はやはりこういう作品が並んでほしいと再認識しました。


■その他の作品について
『ブラックペアン』
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福澤克雄の演出とはいえどもシナリオがしっかりしていなければどうもあと一歩が遠い。渡海(二宮和也)のミステリアスなキャラも結局何を考えてるのかわからないままなら連続ドラマとしては成立しません。いくらスーパー外科医の描写を入れようが手術支援ロボットとの対決なんてとうに『ドクターX』が実施済みで今更感も。せめて佐伯(^_^)
原作通り世良(竹内涼真)主人公にした内容で観てみたかったかな。


『コンフィデンスマンJP』f:id:ysykysyk:20180525161513p:plain
『リーガルハイ』『デート』に次ぐ古沢良太の新作でした。序盤の方は「こんな大胆に金かけるなら騙せるわ!」と思いましたが毎回パターンが変わるシナリオ展開はさすが、お遊び要素もしっかりで良かったと思います。ただターゲットが意外とそこまで悪者ではなく、『リーガルハイ』のときのような爽快感がイマイチ得られなかったのはちょっと残念でした。
この流れで映画版をどう持ってくるのかは一応期待しておきます。


『シグナル 長期未解決事件捜査班』f:id:ysykysyk:20180525161154p:plain
過去改変により未来が変化するSF要素がある時点で日本の刑事ドラマではまずない大胆さ。北村一輝の過去編と坂口健太郎の現在編が同時進行で進みながら交わる演出が常に高い緊張感を生み、理不尽で時に残酷なシナリオを非常に見応えのある作品にしてくれました。
作風や演出面でも韓国オリジナル版のリスペクトが感じられ、結果いい方向に繋がったということでしょう。それだけ韓国のサスペンスは質が高いという結論になるのですが。


『花のち晴れ~花男 Next Season~』
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井上真央松本潤らの『花より男子』に比べるとどうしても見劣りしてしまうものの、作品毎に異なる魅力を放ってきた杉咲花がヒロインとしての新しい一面を開花させ、新世代のアイドル平野紫耀との組み合わせはまさに新鮮さが溢れていました。
ただ結果としては「そこまで」。原作も本作も花男の重圧があり、あと一歩突き抜けない印象は拭えませんでしたね。音がいつまでも2人の間をふらふらしてるのは正直微妙でしたし。


『あなたには帰る家がある』
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ここしばらく毎クールのように投下されている不倫ドラマ。シリアスなものからやりすぎてコメディ寄りになるものまで様々ですが、本作はシチュエーションから修羅場、離婚が子供に与える問題まで比較的リアリティがありつつも展開の途絶えないスピード感がありました。そして何より主要キャストの演技バトルは他の不倫ドラマを圧倒。喜怒哀楽の中谷美紀、ヘタレの玉木宏、ダークなユースケ、狂気の木村多江、この4人のバランスが最高に秀逸。


■なぜ作ったこの1本
『崖っぷちホテル!』

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ただでさえ『王様のレストラン』の丸パクリプロットなのに、主演俳優の演技力となぜか集められた吉本芸人たちには最初からゲンナリさせられました。戸田恵梨香浜辺美波の無駄遣いがただただ残念で仕方がない感じですね。


■総評
前評判の高かった『ブラックペアン』『コンフィデンスマンJP』を抑えて、今クールに風穴を開けたのはまさかのフジ系列から『シグナル』『モンテクリスト伯』という面白い結果になりました。最優秀作品に『モンテ〜』にしたのは、作品とキャストのマッチングの差です。おそらく『シグナル』は他のキャストでも同等に仕上がる、しかし『モンテ〜』はそうはならなかったはずです。
また、『おっさんずラブ』のような特定層を狙った作品は最近では配信サービスでの展開が主流ですが、あのSNSの大盛り上がりは地上波だからこそ。個人的には数字に影響されないテレビの面白さを堪能できるクールとなりました。

2018年4月クール良作ランキング
1.モンテ・クリスト伯
2.シグナル
3.あなたには帰る家がある
4.コンフィデンスマンJP